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2026.9.12 ブログ

カウンセラーだからこそできるスポーツメンタルトレーニング

「頑張れ」――そう声をかけられるたびに、なぜか少し苦しくなる。そんな感覚を覚えたことはありませんか。

技術を教えてくれる人、励ましてくれる人は、競技を続けていれば周りに増えていきます。けれど、その声をかけられるたびに感じる苦しさそのものに、目を向けてくれる人は、意外と多くありません。
本気で競技に向き合う大人アスリートほど、「弱さを見せない=強い」という価値観を、無意識のうちに持っていることがあります。不安や迷いを表に出さず、一人で抱えて乗り越えることが、プロフェッショナルの証だと。
けれど、弱さを”見せない”ことと、弱さが”存在しない”ことは、まったく別の話です。言葉にしないまま抱え続けた感情は、消えてなくなるわけではなく、意識の片隅に残り続けます。競技に向き合う中で、その感情がふいに表に出てきて、集中できなくなったり、余計なことを考えてミスにつながったりすることがあります。

そのまま、受け止めてもらえるということ
【指導者】との対話は、多かれ少なかれ「目標に向かわせる」という方向を含んでいます。だからこそ、あなたがふと弱音を漏らした瞬間、相手の中で無意識に、励ましや軌道修正のスイッチが入ることがあります。それが悪いわけではありません。ただし、あなたはその本音を飲み込んで、平気なふりをしなくてはならなくなります。
【カウンセラー】との対話では、まずあなたが感じていることを、そのまま受け止めます。だから、誰にも言えずに抱えていた迷いや、言えなかった弱音も、安心して言葉にできます。そして、気持ちを受け止めてもらいながら自分の本音を整理することで、「本当は何に悩んでいるのか」「目標に向かううえで何が課題なのか」が見えてくることがあります。
負の感情を言語化すると、恐怖や不安を司る脳の扁桃体の活性が抑えられるという研究結果があるように、漠然とした不安を言葉にすること自体にも、心を落ち着かせる働きがあるとされています。気合で抑え込むより、言葉にして向き合うほうが、実は理にかなっているのです。

普段の何気ない会話では、相手も自分の意見や反応を返すことに意識が向きがちで、あなたの微妙な変化にまで意識を向け続けるのは簡単ではありません。カウンセラーは、「聞くこと」そのものに専念する立場です。話している内容だけでなく、声のトーンや間の取り方、表情の変化など、言葉にしていないあなたの想いを汲み取ろうとします。

自分の中に、答えを見つけていくということ
同じ場面で、何度も同じように崩れてしまう。そんな繰り返しに心当たりがあるなら、それは技術の問題ではなく、あなた自身もまだ気づいていない思考や感情のパターンが、背景にあるのかもしれません。

【指導】は、そのスポーツの技術(スキル)を教えることを目的とした関わり方です。「ここではこう動く」「このときはこのフォームで」というように、具体的な”答え”を渡す場面が中心になります。

【カウンセリング】は、そこに違いがあります。答えを渡すことよりも、あなたの中にすでにある答えに、あなた自身がたどり着く過程を大事にします。評価せず、答えを急がず、対話を重ねる関わりだからこそ、そうした繰り返しに、あなた自身が気づいていくことができます。それは、自分の状態を正確に把握する力そのものです。

 カウンセラーだからこそできる、スポーツメンタルトレーニングとは
自分のことは、自分が一番よく分かっている。そう思うかもしれません。
でも、実際には、自分のことほど分からないことがあります。
競技のことを考えているうちに、何に悩んでいるのか分からなくなったり、頑張りたいのか、もうしんどいのか、自分でも分からなくなったりする。
そんなとき、誰かと話してみる。
話しているうちに、自分でも気づいていなかった本当の自分が見えてくる。
カウンセラーとの対話には、そんな瞬間があります。
そこから、次に何をすればいいかが、少しずつ見えてきます。今まで自分でも気づかずに振り回されていたものが、本番であなたを助ける手がかりに変わっていく。
そんな風に目標達成を目指すのが、カウンセラーだからこそのスポーツメンタルトレーニングです。

「頑張れ」と言われるたびに、なぜか苦しくなっていたその感覚に、少しでも心当たりがあれば、一度体験セッションで話してみませんか。